ワキガの手術・治療には様々な方法がありますのでいくつか紹介します。

反転剪除法(はんてんせんじょほう)

反転剪除法は、ワキの下のシワに沿って3~5cm程度切開して皮膚を剥がし、剥がした皮膚を反転させてアポクリン腺を目で確かめながらハサミでひとつひとつ切り取る方法です。

治癒期間は2週間ほどかかり傷は残りますが、再発の可能性が低く効果的な治療法です。

所要時間は1時間~1時間半程度です。

保険が適用されれば5万円ほどで手術が受けられるので多くの方が反転剪除法を選んでいます。

反転剪除法は、執刀医の先生の技量と経験が手術結果に大きく影響してきます。

手術を受けたい場合は執刀医・クリニック選びを慎重にするようにしましょう。

マイクロリムーブ法

マイクロリムーブ法は、ワキ下のシワに沿って1~2cm切開し、先端にマイクロチップのついた細長い特殊な医療器具でアポクリン腺を破壊し、吸引する治療法です。

反転剪除法と比べると傷跡が小さく、超音波によるワキガ治療法に比べ汗腺や皮脂腺の除去率が高いことが特長です。

マイクロリムーブ法は、ワキの中にあるアポクリン腺を反転剪除法のように目視できません。

執刀医の先生の経験と技術が手術の結果に大きく影響してきますので、クリニック選びをするときは慎重に行うようにしましょう。。

所要時間は1時間程度、治療費は25~30万円前後で保険は適用されません。

PMR法

PMR法は、特殊な麻酔をしたあと皮膚を4~5mm切開し、特殊な器具で汗腺組織を大まかに吸引したあと、SCカニューレという5mm程度の細い器具で、電気シェイバーの要領で細かい部分の汗腺を取り除き吸引する方法です。

患部のみを取り除くことができるので、キズが小さく確実な治療法として大学病院でも注目されています。

1週間程度の安静が必要ですが、傷跡を極力残したくない人におすすめの治療法です。

ただ、削り過ぎにより皮膚の壊死が起こる例が少なくないようです。

所要時間は1時間程度、費用は保険適用外で25万~30万円程度です。

ミラドライ

ミラドライは切らずにワキガ・多汗症の治療ができる装置です。

マイクロウェーブ(電子レンジと同じ電磁波)を照射し、アポクリン腺・エクリン腺を加熱破壊します。

傷跡を作らずに中度~重度のワキガ・多汗症を根本から解決することが可能です。

施術は両脇で1時間~1時間半程度で半永久効果があります。

クリニックによって1回の施術で全体的に1回照射するクリニック・状態に合わせて全体や部分的に重ね打ちをするクリニックと違いがあるので、ホームページなどで確認してみてください。

1回の施術で効果がでている方が全体の88%くらいだということです。

ミラドライは1回の施術だと、においが2ヵ月後~半年後くらいに再発する可能性があると言われています。

ミラドライの販売元の方も、2回にわけて照射することで90%ほどの効果が出ると言っているので、もし1回でにおいが軽減されなかった場合に2回目を無償で施術してくれるクリニックもあります。

重度の方はそちらを選ぶといいでしょう。

ミラドライは、ボトックス注射は効果が短いし・・・根本から治したいけれど切る手術は怖い・・・という方が選んでいる治療方法です。

汗腺とその極めて近い部分にエネルギーが集中されるので、他の部分への負担が少ない方法として一番安全だと言われています。

100%ワキガが治るわけではないので、100%治したい方には不向きです。

費用は保険適用外で30万円程度です。

サーミドライ

サーミドライは、直径2~3mmの管(カニューレ)を皮膚の下に挿入し、高周波を照射してアポクリン汗腺とエクリン汗腺を破壊する治療です。

挿入する箇所は2~3か所で、極細の管を使用するため、挿入口が小さく傷跡も目立ちません。

また、照射するときに赤外線カメラとサーモグラフィで継続的に照射箇所の温度を見ながら行われるので火傷のリスクも少なく安全だと言われています。

ミラドライとサーミドライは似ていますが、某有名クリニックの医師によるとワキガの治療をする場合は100%ミラドライを推奨されています。

サーミドライは、陰部のワキガ「すそわきが」の治療に適しているようです。

現在、サーミドライをワキガ治療に使用するクリニックは少ないようです。

費用は保険適用外で30万円強程度です。

共立式ローラークランプ法

共立式ローラークランプ法は、ワキを5mmほど切開してローラ―で皮膚を上から押さえながら皮膚の中の表面近くにあるアポクリン汗腺・エクリン汗腺・皮脂腺を吸引棒で根こそぎ除去する治療法です。

はるな愛さんのCMでおなじみの共立美容外科が開発し特許を取得したワキガ・多汗症手術法で、美容外科の脂肪吸引の技術をもとに1997年に開発された吸引法の一種になります。

「ワキガ・多汗症・脇毛の永久脱毛」の3つの効果が同時に得られるメスを使わない治療法として、海外でも高い評価を受けています。

費用は保険適用外で30万円程度、共立美容外科ではローンの取り扱いもあります。

所要時間は30~40分程度です。

まとめ

ワキガ手術・治療は、費用・施術時間・安静期間・傷の有無などそれぞれ異なります。

ワキガ手術・治療を受けると決心された場合は、経験豊富な医師がいて実績数が多く評判のいいクリニックを選ぶことを強くおすすめします。